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2023.04.27 ブログ

スペイン出張ブログ 「歴史を守る技術」 社長編

 

今回のブログは、今年2度目に訪れたスペインについてです。

 

チケットの関係上、イギリス経由でバルセロナに入ることになりました。

ロシアとウクライナ情勢の影響で北極回りのルートをとっており、イギリスまで14時間のフライトで、さらにイギリスでのトランジットを含めると、日本から24時間かけての入国です。

 

 

写真から伝わるといいのですが、美しく古い建物に囲まれたバレンシアの街並みは、筆舌に尽くし難いすてきな雰囲気でした。

今回のブログのサムネイルでご覧いただけたかもしれませんが、やはり地中海の海と空の青さはいつ来ても美しいです。

この砂浜は、私の住んでいる浜松の砂丘よりもさらに細かな質感で、踏みしめる足がしっとり包み込まれます。

 

 

地中海料理は最高です。やはり海が近いため、新鮮なムール貝などの海産物がマーケットに並んでいました。

ちなみに値段としては、まあまあのレストランだと5000円は見た方がいいイメージの相場感です。

 

 

サグラダ・ファミリアにも訪れてきました。

みなさんご存知の通り、スペインが世界に誇る建築家アントニ・ガウディの最高傑作といわれますね。

1882年に着工されながらも、ガウディが心半ばに残した設計図は戦火に消え、時には建設費の確保にあえぎながら、現在もなお140年にわたって建設が続いています。

そして、そこからさらに数百年の建設期間を要するとも予想されたサグラダ・ファミリアでしたが、近年のイノベーションにより格段に作業スピードが早まり、2026年完成が発表されたのです。

技術の進化がこのように歴史の保持につながるというのは、本当に偉大で嬉しいことに思います。

 

前回のスペイン出張でも感じましたが、人々に受け継がれる歴史というのは何度目にしても感動するもので、その重みも相まって、建物の彫刻はもちろん中のステンドグラスも見た目以上に素晴らしく見えました。

完成後にもまたスペインを訪れたいです。

 

 

Text/名倉稔(アスター株式会社 代表取締役)