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2023.09.12 ブログ

バングラデシュ出張ブログ 「未踏の地」木村編

 

初めまして、営業の木村です。

今回のブログはバングラディッシュ訪問についてお伝えします。

 

 

今回の旅で私は心底、日本は不自由のない国だと実感しました。しかし、同時に心が貧しい国だとも感じてしまいます。

アスターには1名バングラディッシュ出身の社員がおり、ご縁があって、この度その社員の故郷へ行くこととなりました。

こちらの写真は、近所の親戚が集まり自宅前で撮った1枚です。

 

 

1泊させていただいたのですが、皆さん本当に心優しい方々で、我々をまるで神様のような扱いでもてなしてくださいました。

家族や親戚はもちろんのこと、ご近所付き合いも活発にしており、どこかで誰かが困っていれば全員で協力して解決するような、非常に人情味のある村です。

また、この村には猿やヘビ、犬や猫が出るほか、なんと野生のゾウがフルーツを食べに来ることがあるそうで、作物を荒らされたり家を壊されるなどの被害が有り、なかなか手を焼いているとか。今回の滞在では出くわしませんでしたが、そんなトラブルの度に皆で助け合っている姿が目に浮かぶようなやさしい雰囲気の村でした。

 

 

上の写真は、風呂?で水浴びをしているところを撮った1枚。

トイレは穴を掘ってそこに囲いをつけただけの、いわゆるボットン式でした。お風呂は井戸水を人力でくみ上げ、タライに入れて水浴びをするようなスタイルです。

 

 

こちらは、手作りで振舞っていただいた食事を撮った1枚。

どのカレーも非常においしく、辛さも抑えてくれていたようで食べやすかったです。特にチキンカレーはチキンがほろほろに柔らかく、忘れられない思い出の味となりました。

こういった写真だけを見ると、なんだか貧しい生活のように見えるかもしれませんが決してそんなことはありません。食べ物は自給自足かつ物々交換で成り立っており、ここに住んでいて食べ物に困ることはないと言えます。 また、ここでの時間に縛られないライフスタイルを見ていると、当たり前のように時間に追われてきた私たちから見れば、むしろとても豊かに生活されていると感じられました。

 

 

これは、パンク修理をしている際に撮った1枚です。

実は、レンタカーのタイヤがパンクするというハプニングが起きたのですが、その際、私自身とても驚いた出来事がありました。

レンタカーを修理するために修理工場へ向かうと、誰が声をかけるわけでもなく見知らぬ人々が集まって手伝いをしてくれたのです。 最初はお金が欲しいのかなと思い、手伝ってくれた人にお金を渡そうとしましたが、全く受け取ってくれませんでした。 彼らはただ当たり前のように困っている人を助けてくれたのだと分かり、自身の考えが恥ずかしくなりました。

 

「国民性」という言葉でまとめてしまうのは勿体ないですが、出会う方々が人情あふれ、助け合いの精神をもった笑顔が絶えない人ばかりで、素晴らしい国だと感じました。

機会が有れば是非行っていただき、多くの人々と交流してみてください。 そして、題目の「未踏の地」という意味に関してはブログに記載できませんでしたので、ご興味があるようでしたら、是非アスターの木村までお問い合わせください。

 

 

 

Text/木村(アスター株式会社 営業部)